2019スキー試乗記 dps WAILER A99 (176)

dps WAILER A99 (176)

一番太い場所がずいぶん手前な面白いトップ形状。
乗ってみるとこれまた軽量軽快な太板。
荒れてボコボコになった場所では結構飛ばされる。
でもこの軽快感からすれば、マシなほうかな。

低速では取り回しのよさと頼りなさを感じるが、
速度が上がるにつれて雪面への追従性が増し安心できる。
強いとか頼りになる感じではないのに安心、
ロッカー強めで出来のいい板ではたまにある。

不思議なしなやかさと返り。
カーボン系らしい薄っぺらさはあるけど、味のあるしなやかさも漂う。
返りもそれなりにあるのに、足下近くでは収束して穏やかになっている。
初めての感覚に混乱。
高級な珍味を食べた感じ。
美味しいとは思う、盛り付けや味付けで高級なことはわかる。
でも自分がこれを好きなのかわからない。

ブラマCAゼロGのようなペラペラの安っぽさはなく、
軽さ以上の滑走性は出せている、軽量ファットの1つの答えかも。
乗れる機会あったらまた乗ってみたい。

試乗後に聞いたら、返りが強かったのを
今期からウッドのように穏やかに改良したらしい。
お値段は15万、カーボン使っているから仕方ない。
しかし、うーむ…トレイサーの倍近い値段では手が出ようがないなあ。

試乗コンディション 試乗者プロフィール 

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