2019スキー試乗記 ROSSIGNOL DEMO ALPHA TI LTD (166)
ROSSIGNOL DEMO ALPHA TI LTD (166/R13/122-68-104)
開始から1時間で、ようやくお目当ての板にありつけた。
特に軽くはなっていないと言われたけど、手に持つと軽くなったように感じる。
リフトまでのスケーティングでも、これまでの重厚さが感じられない。
滑りはじめても「あれ、デモアルファっこんな優しいフィーリングだっけ??」
重厚さは皆無、穏やかな雪面コンタクトに戸惑う。
しっかりしているけど、エッジの噛みや走りに急激なところがなくて滑りやすい。
小回り向けのシェイプだけど、ターン弧の調整がしやすいので大回りも気持ちいい。
ふだんは主張しないのに、体が遅れたときに一瞬待ってくれるような優しさ。
いろんな要素が絶妙にマッチした完成度の高さ、これはいい。
ロシで欲しいと思える板に出会ったのはいつ以来だろう。
自分にはちょうどいいけど、これまでのデモアルファがよかった人にとっては、
エッジのかかりが甘く走りが弱いと感じるかも。