2021スキー試乗記 ATOMIC REDSTER S9i (165)
ATOMIC REDSTER S9i (165/R12.7/118-68-104)
前日乗れなかったATOMICのベストセラーモデル。
朝イチのハードバーンにはぴったり。
ほどよいエッジグリップで、速くスムーズな切り替えの反応と加速感。
X9iと比べると切り替えの反応こそ少しマイルドだけど、
トップの捉えと程よい返りがあり、きれいな弧が描けるように感じた。
自分はX9iよりS9iのほうが好み。
初年度モデルこそ軽快に振りすぎてギャップへの弱さを感じたものの、
毎年のブラッシュアップで隙がなくなっている。
完成されていますね。
アメアグループの板は、フィールドやコンディションの対応幅が広く
足前や好み的にも幅広い人に受け入れられる完成度の高いものが多い。
ATOMIC REDSTER S9i
ATOMIC REDSTER X9i
SALOMON S/MAX 12
SALOMON QST 92
ARMADA TRACER 98
※TRACERはアメア入り前からのモデルですが
KEI-SKIやBLOSSOMの職人的な仕上げと普遍性、
K2のルーズさを伴うバランスのよさ、STOCKLIの上質さ…etc
そういうものとはまた一線を画す完成度の高さとバランス。
ATOMICもSALOMONも基礎モデルでは迷走していた時期もあったけど、
見事に違うアプローチでいい方向に舵を切ってきた。
面白いものです。
逆にこの10年でメジャーになった某社が迷走モードに入っているような。