2023スキー試乗記 ARMADA LOCATOR 104 (178) (1回目)
ARMADA LOCATOR 104 (178/R22/131-104-122)
TRACERの後継シリーズのLOCATOR。
TRACER 98がお気に入りで購入しようか悩んでいただけに気になっていた。
翌日の神立試乗会で乗れるので、ここではパスするつもりでしたが、濃霧で高速系の板は乗っても…だし、お疲れモードだしで1日早く乗ってみることに。
手に持つとエライ軽い。
TRACERもモデルチェンジで軽くなったけど、そこから数段軽くなっている。
リフトまでのスケーティングで気づく、やけに軽い雪面タッチとすぅぅーーーという不思議な加速感。
印象は滑りだしても変わらない。
他の板では感じたことのないスムーズな加速感、荒れた場所でもそれと感じさせない。
カーボンを使って軽くした板は、軽すぎて落ち着かなかったり滑っていて楽しくないものですが、この板は滑走感が犠牲になっていない。
そこそこの高速安定性があり、加速感が心地よくスピードを出しても楽しい。
もう1つ驚いたのは、回頭性のよさ。
センター104/R22という太さ&大回りシェイプにも関わらず、クルクルとよく回ってくれる。
K2 PINNACLE 95やSALOMON QST92も小回りが得意なファットだったけど、センター幅が10mm前後あるのにそれらに劣らない。
初期TRACERにあった返りの気持ちよさや、ギュッと中身の詰まった感じこそなくなったものの、この軽快さと加速感・回転性のよさなら十分のトレードオフ。
ゲレンデだけなら初期TRACERの方が楽しいけど、「ツアーもゲレンデも」のコンセプトならLOCATORでしょう。