2017スキー試乗記 HEAD i.SUPERSHAPE SPEED

HEAD i.SUPERSHAPE SPEED (163/R12.7/123-68-103)
20160228-head-isupershape-speed
所持板の後継機。
名前は変わっていないけど、i.SUPERSHAPEシリーズはフルモデルチェンジらしい。
グラフィンという素材を入れることで軽くなったとのこと。
確かに持っても履いても軽くなった。
K2FISCHERのように極端に軽いわけではなく、SALOMON X-MAXと同じくらいかな。

ヘッドは地味だけど格好つけないデザインだから格好悪くない。
来期モデルはワンポイントのバランスがよくて好み。

今期までのモデルは反応のキビキビ感が際だっていたけど、
それよりエッジグリップは少し強く、フレックスと返りは弱く、
切替えの反応は穏やかになった。
キビキビ感が薄れたのでちょっと太くなった?と
カタログを見ると、Top7mm/Center2mm/Tail6mmアップしている。

エッジグリップが少し強くなったと書いたけど、強くなったと言うより、
スキー板全体でははなく、エッジだけで捉えているようなアンバランスな感じ。
テンポよく小回りしていると調子いいけど、リズムを変化させようとすると違和感。
前モデルのつもりで乗ったからかもしれないけど、
テール側のエッジのひっかかりを感じることがある。

悪雪での神経質さは薄くなったし、軽さと相まって
扱いやすく疲れにくくはなったかも。
乗り位置もこれまでより後ろよりかな。

全体的に角がとれて汎用性はあがったけど、
軽量化に伴いバランスが崩れてしまったのと、
「スピードらしさ」が薄れつまらない板になったように感じた。

試乗コンディション 試乗者プロフィール 前年モデル試乗記

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