2020スキー試乗記 BLUEMORIS RAPTOR (171)
BLUEMORIS RAPTOR (171/R18.6/165-125-150)
怪鳥ラプター
細い板の2倍にもなるセンター幅125mm、太板としては短いレングス171、
真っ平らに切り落とされたようなトップに、左右非対称なテール形状。
昨年とはずいぶん見た目が変わったけど、
この形状だとどんなデザインでも異形の佇まいになる。
目を引くらしく、この板のときはリフトでよく声を掛けられる。
スタンスのワイドさに慣れてしまえば、意外とふつーに滑れる。
こんなゴンぶと板で、整地の小回りが調子いいとか想像できない。
大回りも普通にいけるけど、短いせいかギャップは拾いやすいかな。
形状と乗った感じで、パウダーでの浮力は疑う余地はない。
昨年は切替えがドッコイショと踏み変える感じで、全体的に大雑把さを感じたが、
1年ぶりに乗った今回はしなやかに撓んできれいに回ってくれるよう感じた。
質感も上々で、俄然好みになった。
中身…変わっているよね?
他人に勧められる板ではないけど、
オンリーワンの強烈な個性に好みの乗り味が加わったとくれば、
欲しくならないわけがない。
今年の買い替えは太板ではないけど、来年か再来年の候補に入る。
それまでに合うスキーバッグを探しておこう。