2017スキー試乗記 IDONE SR-NSX
IDONE SR-NSX (168/R17.4/116-78-106)
SR-NSX = Slow-Ride Nature Soft X
センター78と広めだけど、なんだか細く見える。
エッジのかかりが穏やかで優しい、疲れない、
軽快で取り回しが楽だけど安っぽくない上質な乗り味、IDONE共通の特徴。
コブに入っても動かしやすい。荒れた雪でも扱いやすい。
この後に乗ったSR-X5はアイスバーンでは歯が立たなかったけど、
SR-NSXはそれなりになんとかなる。
楽に力を抜いて滑れて、SR-X5に近いけど、
センター幅の分こちらのほうが汎用性は高そう。
SR-X5より柔らかいらしいけど、整地では微妙にテールの強さを感じた。
扱いにくいとかはないけど、ほんの少しの違和感。
前日のほんの少しの違和感が気になり、翌日も再試乗。
ヘッドの基礎板の後に乗ると、エッジグリップの弱さがよくわかる。
エッジグリップの弱さは、この板としては悪いことじゃない。
ガシガシ滑るのではなく、
肩の力を抜いて景色や雪との会話を楽しむ、大人のスキー。
メーカーのスタンスが伝わってくる。
２日目は荒れ荒れモサモサ＆グサグサのコンディション、
HEAD JOYもあっていたけど、IDONEの方が心地いい。
初回試乗で感じた違和感は、強さではなく
フリースタイル系の板でしばしば感じるテールの長さかも。
前寄りのセッティングにも見えなかったけど。
