2017年モデルスキー試乗の総括~オールマウンテンモデル
目次
オールマウンテン:センター90mm未満
- ATOMIC VANTAGE X 80CTI (173/R15.2/125.5-80-110)
- BLASTRACK IMPROVE (171/R19.3/117-86-107)
- BLIZZARD BRAHMA (173/R18/125-88-110) (1回目)
- BLIZZARD BRAHMA (173/R18/125-88-110) (2回目)
- FISCHER PRO MTN 80 (173/R16/124-81-110)
- GOOD SCHI BELUA87 (171/R16/131-87-116)
- HEAD i.SUPERSHAPE TITAN (170/R14.1/137-80-117)
- IDONE FR-PC Light (176/R19.9/126-89-116)
- K2 PINNACLE 88 (176/128-88-110)
- K2 ALLUVIT 88 (170/R13.3/128-88-110)
- K2 POACHER (170/126-85-114)
- K2 IKONIC 85Ti (170/126-85-114)
- K2 IKONIC 80 Ti (170/R15.5/121-80-109)
- K2 IKONIC 80 (170/R15.5/121-80-109)
- LINE TIGER SNAKE (178/113-88-109)
- NORDICA NRGY 85 FDT (169/R17.5 121-85-105)
- STOCKLI SPIRIT EVO (171/R17/122-79-108)
- ELAN FLIGHT SHIFT (165/R14.4/125-78-107)
- IDONE SR-NSX (168/R17.4/116-78-106)
- IDONE SR-NSX (168/R17.4/116-78-106)
- IDONE FR-XP (168/R17.4/116-78-106)
基本80mm以上だが、圧雪以外もターゲットにしたモデルはここに。
試乗したのは19本、意外と多かった。
フリーライド系とデモ・オールラウンド系の交錯するゾーンだけあって、
各社の味付けがバラバラすぎて面白い。
BLIZZARD BRAHMA
1番気に入ったのはBLIZZARD BRAHMA。
荒れた雪の上をヒラリヒラリと舞うような不思議な走破性と操作性の高さ、
これまでに感じたことのない心地よさだった。
センター88mmあれば新雪もソコソコいけるだろうし、
来期買い替え予定のまったり板の有力候補。
ATOMIC VANTAGE X 80CTI
2本目はATOMIC VANTAGE X 80CTI
軽快・重厚でいうと中間やや軽快よりなんだけど、
強烈な走破性と高速安定性、切替えの反応のよさ。
オールマウンテンモデルだけどアイスバーンでもガンガンいけるはず。
それでいて手強さは感じない見事なバランス、基礎板としても十分使えそう。
アトミックの板でここまでいいと感じたのは初めてかも。
IDONE SR-NSX & FR-XP
世間的にはIDONE=モーグルなイメージが強そうだけど、
メーカー試乗会に参加して感じたのは普遍的な大人のスキーを
提供しようとするブレない姿勢。
合う合わないはあれど、どの板もコンセプトが見事に表現されていた。
自分のフィーリングにマッチしたのは、SR-NSXとFR-XP。
同じ3サイズ、乗り味も似ている部分もあるけれど
穏やかさ優しさの中に芯が通っているSR-NSXと、
肩の力を抜いた自由さを感じるFR-XP、この性格の違いは面白い。
ブラーマ・スタイラスと並んで、来年の購入候補。
K2 KONIC & PINNACLE
レディースモデルも含め、フリーライド&オールマウンテンモデルで
昨年から展開されているK2の軽量シリーズは、よくできていて取っ付きやすい。
フリーライド系のPINNACLE 88、ALLUVIT 88ともに、
整地でも太さを感じない、扱いやすく気持ちがよかった。
ただセンター95mmのモデルの出来がよすぎて、
積極的に選ぶ理由はないようにも感じてしまった。
大量に乗ったKONIC系、こちらはどちらかと言うとゲレンデ中心で
軽くて扱いやすいデモ・オールラウンドモデル。
どれもバランスがいい良機だけど、80Tiが1番汎用性が高そう。