2017スキー試乗記 BLASTRACK FARTHER (176)

BLASTRACK FARTHER (176/R17.5/126-92-114)
20160220-5-BLASTRACK-FARTHER
ブレイザー試乗の興奮覚める間もなく乗ったファーザー、
これも「ゲレンデも楽しめるファットスキー」候補の1つ。

ファーザーはお父さんではなく「より遠くへ」の意らしい。
前からラインナップされている板だけど、
「16-17モデルは構成材の一部変更とフレックスバランスのチューニングにより、高速域での安定性の向上と軽量化を実現しました」(カタログまま)とのこと。

たしかに、ブレイザーより身が詰まったようなしっかり感があり、エッジグリップも強い。
反応の鈍さはなく、176cm・センター92mmとは思えない小回りの調子のよさ。
クルクル回るというよりは、トップからしっかりと捉えてギュインと回る感じ。
この手の太板としては珍しく、踏んだときの返りや
ターン後半の走りがあって、めっちゃ気持ちいい。
大回りでも頼りになる、高速安定性も十分、
固い雪にも強くギャップを潰すような突破力もある。
それでいて、オガサカらしいズラシの心地よさもあり扱いにくくはない。
ブレイザーよりは重いけど、それでも軽量級の範疇。

「普通の板のつもりで」とか「太板とは思えない」といった枕詞なしで、
圧雪整地でメイン板にしてもいいレベル(さすがに車山や富士パラは勘弁だけど)
新雪は試せていないけど、シェイプや評判から十分でしょう。

楽しさはブレイザーフルラビもいい勝負だけど、気持ちよさはファーザーが抜けている。
新雪・グサ雪で乗って印象が変わらなければ、購入確定しそう。

試乗コンディション 試乗者プロフィール 2回目(169)の試乗記 

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