所持板インプレ K2 PINNACLE 95 (2016年モデル)

K2 PINNACLE 95 (177/R15/132-95-115)

購入にいたるまで

3~4年前から始まった太板探しの旅。
いくつも試乗し2016年シーズン終了時点で候補が3本残っていた。
2016 K2 FulLUVit 98Ti (170/R17.5/131-98-119)
2016/2017 K2 PINNACLE 95 (177/R15/132-95-115)
2017 BLASTRACK FARTHER (176/R17.5/126-92-114)

滑りごえがあって気持ちのいいFARTHERと、
軽快で取り回しがよく楽しいPINNACLE&FulLUVit 甲乙つけがたい。
20150418t06-K2-FULLUVIT98Ti
見た目はダントツで2016年モデルのFulLUVit
緑と青で山をあしらったデザイン、色合いも綺麗、
光を反射して光るK2のロゴ、見た目だけで惚れてしまう。
乗った感想で決められないなら、見た目で決めるしかないでしょ!
と、前年モデルのFulLUVitを探す。
神田のショップを片っ端からまわり、
石井・アルペン・ヴィクトリアでは他店を含めて確認してもらい、
メーカー在庫も問い合わてもらったけど、在庫なし。
唯一現物を見た白馬のショップに問い合わせるも売却済、
ネットショップも国内は無し、海外はあったけど日本への発送はNG。

ああ・・・去年のうちに買っておけばよかった(涙;;;;

2017年モデルのFulLUVitは中身変わったしデザインもまあまあ、
試乗の印象もピンとこなかったので対象外(サイズのせいが大きいが)。
そうなると二択。
これまでの経験上やさしい方がいい結果になっているのでPINNACLE 95を選択。
というのは後付けで、
安くなったPINNACLE 95をみつけて「えいやあ!」で決めてしまった。

 

軽く長い

試乗でもとにかく軽快な印象だったけど、実際に手に持っても軽い。
実測重量はbin付2本で5.05kg。
宅急便を受け取った嫁さんが「本当に板入っているの?」と言った
RTM77が4.95kgだから、100gしか違わない。10cm以上長いのに。

ビンディングSQUIREの1.54kgを引くと@1755g
公称1850g@184cmだから、K2はサバ読みなしと思ってよさそう。

た・だ・し

サイズは公称どおりじゃない。
なんとなーく薄々そうなんじゃないかと思っていました。
175cm以上の板なんてずいぶん久しぶりだったので、こんなものかなぁ・・・
電車のドアでぶつけやすいし、CODEと6cm違いとは思えない。

実際に測ってみると179cm、公称より2cm長い。
スキー板ってたいてい公称より短いものです。
自宅にある他の4本は-0.5~-2cm、そりゃ長く感じるわ。
逆にそれでいてこの重量なので余計軽く感じるわけです。

 

深雪では「フ」っと浮く!

パウダーコンディションはこれまで4日。
膝パウ♪な戸隠では、心地よい浮遊感を思う存分楽しめた。

「ふわぁ~」ではないなあ、「フ」って感じかな?
飛行機で離陸した瞬間に近い。
パウダージャンキーな人の気持ちがよーーーくわかった。

スネパウなかぐら5ロマのツリーランも
浮力と取り回しのバランスのよさで楽しかった。

もっと太く長いほうが浮力あるんだろうけど、自分としては大満足。

 

整地も楽しい、アイスバーンも大丈夫

きれいに圧雪されたコンディションでは、
さすがに基礎レース板には敵わないけど、ピナクルも十分楽しめる。
小回りでは179cmとは思えないほどクルクル回ってくれる、
大回りではトップは多少バタつくけど、
長さからくる安定感とテールのしっかりさでそれなりに飛ばせる。
乗り位置は基本的にカカト。
小回りはターン前半からトップを使ってもいいけど、
大回りはターン前半にトップを使うとクルっと内を向いて回りすぎる。
乗り始めはトップの捉えに戸惑って軽くダリングした。
ちなみにどちらかと言うと小回りの方が得意。

アイスバーンはダメかと思いきや十分いける。

アテの外れたツルツルガリガリな宝台樹、整地板なら・・・と後悔したけど、
滑ってみると、テール側のエッジがちゃんと効いてくれるし、
不整地での取り回しのよさと突き上げのいなしも相まって、
整地板よりよかったじゃないかと思ったくらい。

 

荒れたコンディションに強い。グサ雪にコブもいける!

これまで10日使って、パウダー以上にコンディション対応幅の広さ、
特に荒れたコンディションがこの板の強みじゃないかと思っている。
センター幅の広さと取り回しのよさ、突き上げのいなしで
荒れたコンディションの楽さは異常なくらい。
思い出せば2回の試乗は、ガリガリとグサグサが入交じりコブもある4月のかぐらメイン。
あのコンディションで好印象だったわけです。

雪面からの突き上げが優しく程よくルーズなので、
緩んで荒れた雪でもアイスバーンでも足への負担が少なく疲れにくい。
クラストはさすがにしんどいけど、クラストで楽な板なんてないよね。
昨年投入したHEAD i.SUPERSHAPE SPEEDとは対照的。

さらに意外だったのがコブでのよさ。
ワタクシコブは大の苦手、華麗に降りるなんてできませんが、
かぐらジャイアント&テクニカルはRTM77より楽だったような。
センター95もあるのに。
ピッチが狭くなるとどうかわかりませんが。

 

まとめ

パウダー、圧雪、アイスバーン、荒れ荒れ、グサグサ、コブ・・・
とにかくコンディション対応幅が広くて楽チン。
今ある4本を1本に絞るとしたら間違いなくコレを残す。
絞らないけど。

強いて不満をあげるなら、
長くて電車を降りるときドアの上に当たることと、
ゴンドラで搬器の外に刺せないことくらい。
かぐらさん、いいかげん対応してくださいヨw

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