(番外編) スキー試乗記 ATOMIC VOLANT 7000 (165)
ATOMIC VOLANT 7000 (165/R14/126.5-76-104)
試乗板ではなく、skibum fancyさんの私物板。
カタログで存在は知っていました。VOLANTって昔あったステンレススキーの?ATOMICがどうして??
疑問は感じていましたが、試乗会で見かけることはなく、情報もなく。
skibum fancyさんも試乗はしておらず、とあるきっかけで購入したとのこと。
トップシートが鏡のようになっていて、よーく見るとスマホを持った自分が映っています。
板は薄く、軽い。リフト上で動かすとトップとテールが普通の軽量板より軽いことがわかります。
滑り出してもブーツの底と雪面が近い感じ。
滑走感は軽快なのに雪面のかたちに追従して張り付くような感触があります。そのせいか165cmの長さですが、170cm強の長さに感じる。
基本的に挙動はゆったりめ、小回りも速いリズムはしっくりこず、ゆったりめだとなんとも言えない面白い感触が返ってきます。
踏む→返る→回るみたいなメリハリがないというか、それらが全てシームレス。足裏まで板全体が均一にきれいに撓む感じで、ほとんど同じリズムのなかでターンが繋がっていく。
大回りで速度を出していくと軽量&柔らかいのでギャップを拾ってしまいます。
大回りも中速まででゆったりと、小回りもゆったりめのリズムで楽しむ板ですね。
今後も試乗会には出てくることがないであろう板、とっても貴重な経験をさせていただきました。
振り返ってみて思い出した。薄くて雪面に追従して張り付く板、WOLFです。
WOLFは尖った板で、こちらはゆったりリゾートと性格は真逆ですが。