2025年モデルスキー試乗の総括2~フリーライド・オールマウンテンモデル
試乗総括、続いてはフリーライド・オールマウンテンモデル。
今年の購入予定は太板なので試乗の中心になるはずだったのですが、本命がほぼ固まっていたこと、他の候補は徐々に興味が薄れていったことでそこまでの試乗数にはならず、30本ちょいといったところ。
栂池のドリームゲート試乗会に参加できたので、CANDIDEとseason.に乗れたのは収穫でした。
目次
オールマウテンモデル
定義が曖昧で、いろんなモデルが押し込められたカテゴリですが、方向性と言うか幹となるタイプが「センター80mm/R15前後、中速域がいいモデル」に収束しつつあるような気がします。
古からあるELIXIRに、BLACKCROWS OCTO、KEI-SKI EZO 83、MOCU2 DOUBLE FACE、OGASAKA ET8.5、BLOSSOM XPLORE、NORDICA STEADFAST、妙高連山 SANZON .etc
もちろんセンター幅違いモデルはありますし、そうでないモデルもありますがド真ん中はこのあたりですね。
どれも扱いやすく、肩の力を抜いて自由に楽しく滑れる。
中途半端で影の薄いオールマウンテンというカテゴリ。近しい性格・乗り味の板が増えてきているのは、少しは日があたってきているということかな。
メインの流れができてきたので、VOLKL PEREGRINE、FISCHER GT/RANGERといった、キレ志向のモデルが目立つということでもあります。
※RANGERはフリーライドですが、オールマウンテン寄りだと思っています
フリーライドモデル
今年の購入予定は太板、このカテゴリになります。
整地モデル以上にスペックではわからないのがこのカテゴリ。センター104mmがセンター86mmより機敏だったり、R22がR14より回ったり。
LINE BLADEみたいな異端モデルもありますが、大きく分けると5タイプかな。
下へ下へと落ちていくかっ飛び系
最近増えてきているのが、下へ下へと落ちていくタイプ。
今年乗った中だとBLIZZARD ANOMALYが該当、VOLKLのMANTRAやVECTORGLIDEのAVENTURAなんかもこれになります。
海外のビッグマウンテンならいいのかもしれませんが、日本のゲレンデでツリーランのパウダーではオーバースペックだと思います。
自分の好みではないです。脚前的に扱い切れないものが多いですしね。
しっかり&よく回るややオートマ系
対して、しっかりなんだけどよく回ってくれるQSTやBLASTRACKのBLAZERなんかのタイプ。こちらは好みでここ数年たくさん試乗してきたのですが、乗りすぎたせいかちょっと興味が薄れてきてしまいました。
クラシカルなマニュアル系
昔ながらの、程よく回ってくれそこそこしっかりで自分で動かしていくタイプ。ICELANTIC NOMADやFACTION AGENT・DANCER、LINE OPTIC等がこれにあたります。
悪くはないのだけど、積極的に選ぶ感触はなく候補には入らず。
ただ、好みではないと思っていたICELANTICでしたが、モデルチェンジしたNOMADはかなりよくなっていました。
合わないと思う板も、乗ってみるものですね。
反応がよく整地が気持ちいいマニュアル系
クラシカルなマニュアル系としっかり&よく回るややオートマ系の中間的な感じ。
妙高連山DS169やかつてのARMADA TRACER、CANDIDE RESORTがこれになります。好みのタイプで、購入はDSと相成りました。
超軽量&軽快で滑走性もいいツアー系
ARMADA LOCATORは大回り系なんだけど、超軽量でロッカー多めでクルクルと回り、意外と滑走性のいいタイプ。
これも購入候補だったのですが、やっぱり面白味が感じられなくなってきて脱落してしまいました。
※他だとATOMIC BENTがこれになります
その他
5タイプと書きましたが、振り返ってみると「ごん太のリアルパウダー系」「ツインチップでフリースタイル寄りのもの」「ツアーモデル」「整地クルージングマシーン(RANGER)」「過激なカービングマシーン(BLADE)」なんかもありますね。
【妙高のシロクマ】妙高連山 DS 169
妙高連山 DS (169/R17.1/138-100-126)
当初からの本命で購入板。昨年3回乗って、今年の野沢で確認試乗して確定。野沢から帰った日にポチったら工場在庫があったとのことでGWに届きました。
ReIsmのポーラベアを元にしたモデルで、センター100とは思えないキビキビした反応と整地での楽しさ。
3サイズはフリーライドですが、滑った感触だとオールマウンテン寄りですね。
パウダー用途としては169cmは短すぎますが、板を1本しか持って行けない新幹線スキーヤーでバックカントリーには出ずコース内や横のパウダーを楽しむ自分には十分です。
【エリック・ポラードの正統派フリーライド】SEASON NEXUS
SEASON NEXUS (177/R17/135-104-131)
妙高連山と同じくこちらも3年目かな、のseason.
気になってはいたけど乗れておらず、今年の栂池でようやく試乗できた。
LINE時代のエリック・ポラードといえばペスカド・SAKANAというスワローテイルなパウダーモデル、フリースタイル寄りのベーコンでしたが、これは正統派フリーライドモデル。
センター100オーバーとは思えない整地性能で気持ちいい。めっちゃいいです。これに乗るためにまたドリームゲートの試乗会に参加しないと。
今年の購入はDSですが、将来的に買ってしまいそうな予感がしています。
【リゾート&フリーライド】CANDIDE RESORT 101
CANDIDE RESORT 101 (173/129-101-125)
こちらはFACTIONにいたキャンディッド・トベックスさんのブランド。
これもセンター100オーバーとしては十分以上の整地性能。クルージングが気持ちいいモデルですが、購入したDSにも結構近い気がします。
これも乗るためにまたドリームゲートの試乗会に参加しないと。
妙高連山にseason.にCANDIDE、ここ数年に生まれたブランドたち。
ブランド発足と同時に名機が生まれるものなんですねぇ。
Comment
おぉ、妙高連山を2台行きましたか…、やりましたね。
納得のモデルチョイスに、来シーズンの期待が高まりますね。
タイミングが合えば、妙高を一緒に滑りましょうか、宿泊先や旨いディナーも手配しますよ。
古い板をメルカリに流したら、即売れたので行っちゃいました。
3年は板購入はお預けです。
妙高は妙高号がなくなってしまい、アクセスが悪すぎて・・・再開発で復活すればいいのですが
長野駅まで来てもらえれば、ピックアップして車で妙高高原へいけますよ。
杉ノ原、池の平、AKAKAN、赤倉温泉、関温泉、そしてアライを妙高連山で滑らないと、やっぱり。
あと、上越妙高まで来てもらえれば、シャルマン火打にも行けます。火打山、コスメに載っていますからね。
妙高エリア、半分くらいしか行ったことないですね
お言葉に甘えて来シーズンお願いしてもいいでしょうか